ピアスのトラブルについて
ピアッシング後からホール完成までの期間に起こる症状と、ホール完成後に起こる症状と基本的な症状についてをご説明します。どちらのトラブルの症状についても場合によって起こりえるという事にもなります。
ピアッシング後からピアスホール完成までに起こりえるトラブル
ピアッシング後からピアスホール完成までに起こりえるトラブルの症状としては下記の4つの症状が一般的となります。
- 腫れ
- 化膿
- 肉芽(ケロイド)
- 排除・排出
ホール完成までには様々なトラブルが症状として現れる場合が有ります。
腫れについては、施術後から早い期間、ホール完成までの間や、ホール完成後にも症状が現れる場合も有ります。
化膿については、基本的に施術後から2週間以内に症状として起こったりします。
肉芽につきましては、部位によっても症状の現れる期間は異なりますが、軟骨部位であれば施術後1か月前後からという事が多いです。
排除等につきましては、部位によっての症状となりますが、早くて一か月前後、基本的には3か月以降から症状が起こり始めます。
トラブルのどの症状も、改善や予防を促すことも可能ですが、場合によっては改善等しなかったり、より酷くなる事も有ります。
ピアス・ピアスホールのトラブルの症例画像
症例 腫れ等の状態
スナッグが腫れた状態。
インナーコンクが腫れた状態。
症例 化膿等の状態
ヘリックスが化膿し激しい痛みと腫れの有る状態。
イヤーロブをセルフピアッシングで化膿して体液が溜まった状態。
症例 肉芽が発症した状態
インダストリアルとヘリックス(アンテナ)に出来た肉芽の状態。
ヘリックスに出来た大きな肉芽の状態。
ケアを始めて一か月後の状態。
舌、おへそ、アイブローに出来た肉芽。
症例 排除・排出等の状態
マディソン、クリベッチ等のサーフェイスピアッシングの排除・排出の状態。
排除後の皮膚の状態。
チェストの排除・排出の状態。
インダストリアルの排除・排出の状態。
症例 その他様々なピアス・ピアスホールのトラブルの状態
トラガスに出来た肉芽を放置。大きくなりジュエリーが下方に押されホール位置が移動。その後に排除。
おへそ上部に出来た肉芽に押されホールの位置が移動。
トラガスの腫れが原因で外側にあるはずのジュエリーのキャッチが埋没した状態。
ケロイド体質等、個人の体質が影響して出来たイヤーロブの大きな肉芽。
軟骨部位の腫れを放置した事による、「腫れの放置」が原因での耳の変形。
ホール完成後に起こりえるトラブル
ホール完成後に考えられるトラブルの症状としては「金属アレルギー」や日常の生活環境で何らかの原因で起こるトラブルの症状だと思います。
金属アレルギーにつきましては、金属アレルギーが何故発症するか等の理由が解明されてきています。ピアスホールにおいては、ジュエリーの素材で症状が改善したり出なかったりという事にもなります。但し、ジュエリーの素材によるものですから金属アレルギー自体が改善したわけではありません。
日常の生活環境等で、何らかが原因の場合は、あなた自身で原因を理解している事も有りますので、ジュエリーを引っ掛けたり、ホールの刺激を与えるような事の無いように、気を付けて大切にピアスホールをお扱い下さい。
施術時からホール完成まで、またホール完成後のピアスホールのトラブルについては、トラブルが起こる原因が必ず有ります。どの場合であっても予防したり改善も見込めたりしますので、様々な状態に合わせてアフターケアやケア等を行う必要性もあると思います。ピアスホールや皮膚の状態をよく見極めて早め早めのケアや対処等をする事によって、ピアスホール自体を諦めたりする事等も無くなると思います。