タトゥーのトラブルについて
タトゥーの施術後~治癒するまでの期間に起こりえるトラブルとして考えられる事は、施術面の化膿という事でしょう。
化膿するという事は、施術面に何らかの原因で「雑菌」が付着したという事が考えられます。
また、治癒中に体調不良等で免疫が下がってという事も、化膿する原因の可能性の一つかもわかりません。
タトゥーのアフターケアのカテゴリーでも記載をしていますが、実施しているアフターケアの内容によっては、施術後から数日は入浴時に、施術面を清潔に保つ為にも綺麗に洗い流す事は必要と思います。
タトゥーの治癒中のトラブル参考画像
症例1
タトゥー施術数日後の化膿等
足の甲にリアルな雰囲気で赤い椿の花と数字のタトゥーの施術直後の画像
施術数日後に、ケアの最中に化膿、腫れ等の症状
化膿等の状態の拡大画像
タトゥーのケアを維持しながら、化膿の症状のケアをして数日後の回復状態。その後完全に治癒をしてから、色飛び等の箇所をリタッチ。
上記の様に稀に施術後のケアをしてるにも関わらず化膿等の状態に見舞われる事が有ります。はっきりとした原因がわからない場合は、仕事や服装などの生活環境での事や、免疫力低下等の体調面等の事が原因かもわかりません。状態が改善して完全に治癒をすれば、色飛び等の箇所に手直し等も可能となります。
治癒後のトラブルについて
タトゥーの施術後に見受けられるトラブルとしては、施術面に施したタトゥーインクの滲みや、施術面のタトゥーが痒くなったり、触った際に盛り上がった感じ、になる事でしょう。
説明される場合に、インクによるアレルギー反応という事での説明が多いと思います。
痒くなったり、盛り上がった感じなどの症状は、体調不良時等に現れたりする「一時的」な事や「常時」の場合と、個人差も有ります。
体調不良時に症状が現れる場合は、体調が元に戻ると収まる事が多いです。常時に症状がある場合でも、ある程度の期間が経てば収まる事も有ります。(常時の場合では、症状が収まらない場合も有ります。)
症例2
施術面のタトゥーインクの滲み
40年ほど前にハワイで施術したタトゥー。
施術面のタトゥーインクの滲みについては、個人差も有り様々な原因も考えられます。経過年数や皮膚の薄い部位、同じカラーでもメーカーによるインク成分の違い等多岐に考慮されます。滲んだ部分が元の状態に戻る等の事も有ります。滲んだ範囲に合わせてリタッチする事等も出来ます。
タトゥーの原理を簡単にご説明をすると、擦り傷にインクを定着させるとなります。現在ではタトゥーに使用するインクの身体への安全性はインクメーカー等で検証をして使用出来ている事になります。MRI等での検査でも何の症状も無い場合が多いです。ただし、インクの粒子が皮膚下に定着するので個人差は有りますが、様々な要因によってトラブルの症状が起こるものと思います。
症例3
タトゥー除去後の状態
腰のタトゥー除去の跡
腕のタトゥー除去の跡(除去継続中)
上記の画像は10年程前に機会が有りまして、ご提供頂きました画像となります。現在私の知るところでのタトゥーの除去としては、皮膚移植、皮膚切除、レーザー除去等の方法が有ると思います。レーザー除去の場合は、医療機器の進歩で最近ではカラーインクの除去も出来るという事も聞きました。彫ることは簡単に出来ますが、除去する事は痛みや費用面でもまだまだ大変な事とも思います。除去する事を前提に彫る事を考える事も無いと思います。色んな気持ちや心情、また楽しい気持ちやアナタ自身を豊かにしたり、後押しもしてくれる等の事での自己達成や生活環境における「楽しい気持ちでいれる」タトゥーである為にも、後に悲しい、残念な気持ちにならない様に様々にお考え下さい。
スタジオでの相談やカウンセリングの必要性はその為にもあるものだと思います。